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オオハマ監督 劇上演

リンダ・オオハマ監督 祖父の劇を上演 2019年9月3日放送

 

 

尾道ゆかりの日系カナダ人映画監督、リンダ・オオハマさんが、因島からカナダに渡った祖父の軌跡を辿る劇を製作し、8月17日・18日に、カナダのバンクーバーで上演しました。

 

 

演劇は「内海から」というタイトルで、上演会には、日系人を中心に、およそ200人の観客が訪れました。

 

オオハマ監督の祖父、村上オトキチさんは、1886年広島県で生まれ、7歳から因島の船大工の見習いとして船作りを学び、17歳でカナダに渡りました。

 

小さな造船所を建て、カナダで船作りのビジネスが軌道に乗ったさなか、太平洋戦争が勃発。日系人は、政府から資産没収・強制収用を受け、オトキチさんも資産を没収され、遠隔地で抑留生活を送りました。

 

戦後、オトキチさんは、カナダ政府への資産返還請求で、車や宝石などの高価なものではなく、造船に使用する建材や工具の返還のみを要求。日本人として、そして船大工としての誇りを忘れず、異国の地で生きました。

 

演劇は、尾道から大きな夢を抱いてカナダへ渡った少年が、戦争という不条理に翻弄されながらも夢を諦めることなく生きた歴史を描いています。

 

上演は、オトキチさんが立てた小さな造船所で行なわれ、劇中に登場する尾道や因島の映像は、オオハマ監督の活動をサポートしている、長江二丁目の映像制作会社「イービジョン」が提供。衣装は、NPO法人尾道てごう座が協力しました。

 

オオハマ監督は「祖父のスピリットが蘇り、観客と一つになる事が出来た」と語り、劇を見終えた観客は「ストーリーもさることながらお芝居と映像の融合で、感動的でした」と話していました。

 

オオハマ監督は、祖母も尾道市出身で、今までに祖母を題材にしたドキュメンタリー映画や、東日本大震災を題材にした作品を制作するなど注目を集めています。

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