メンテナンス情報
HOME > ニュース・情報コーナー > 月間アーカイブ
議会一般質問 初日 2019年9月4日放送
尾道市議会定例会が9月4日に開かれ、8人の議員が一般質問を行いました。
午前中は、平成会の4人の議員が登壇し、二宮 仁議員は障害福祉サービスの利用者が65歳以降、介護保険制度に移行することで、受けられるサービスに違いが出る問題について質しました。
平谷祐宏尾道市長は「介護保険への移行でこれまでのサービスを受けることが出来ない場合は、不足分を受給できるよう市独自で基準を定めて支給決定している。サービスの移行で利用者負担が生じる場合、償還制度を2018年4月から始めている」と答えました。
災害への備えとして、防災行政無線の受信機を各世帯へ個別配備すべきとした吉和宏議員の質問に平谷市長は「今議会にポケベル波を使用したデジタル防災無線の補正予算をお願いしており、議決されれば実施設計を進めていきたい」と述べました。
午後から質問に立った市民連合の檀上正光議員は、尾道市内で獲れた野菜などの学校給食への使用について質しました。
佐藤昌弘教育長は「2022年度には、学校給食における市内食材の使用率を15%にする目標を立てている。18年度は、11.3%だった」と述べ、「2018年度からJA尾道市と連携して野菜の出荷時期の一覧表を貰い、地場の野菜を優先的に納入できるよう取り組んでいる」と答えました。
山戸重治議員は、防災情報の伝達についてなど訊ねました。
行政の防災情報を受信する個別受信機の設置を進める考えを示した平谷市長は「2021年度の運用開始を目指している。配信設備の整備にかかる金額は、およそ3億6,000万円で、交付税措置の対象」と答えました。
続いて、尾道市の担当者は、聴覚に障害がある人のために「個別受信機には、文字表示機能を付ける」と述べ、受信機の設置に要する市民の負担や、対象世帯の範囲などは「未定」と答えました。
議会ではこの他、議会運営委員会の委員の選任があり、先日亡くなった城間和行議員に代わり、檀上議員が委員に選ばれました。
議会の様子は本日、4日の21:00から再放送します。午後からは新和会の議員2人も質問を行ないました。
5日も引き続き一般質問が行われ、ちゅピCOMおのみちでは、10時と13時から生放送する予定です。
全市一斉避難訓練 2019年9月4日放送
尾道市は9月1日、市内全域で、防災の日に合わせた一斉避難訓練を行いました。
訓練は、大雨による土砂災害の発生を想定して行われ、町内会や自主防災組織など、市内56団体から、過去最多となるおよそ5,474人が参加しました。
訓練開始の午前8時30分に、警戒レベル4の避難勧告が発令され、各団体が、それぞれの地区の避難場所へ移動するなどの訓練を行いました。
栗原地区の避難場所で、訓練のメイン会場となった栗原小学校では、今回初めて各地区の自主防災組織が連携した避難所運営訓練が行われ、参加したおよそ700人が、段ボールベッドの組み立てなどを体験しました。
避難所運営に関する説明会では、尾道市総務課 危機管理担当主幹の田村斉さんが、「避難所では、女性や高齢者のストレスを緩和する環境を作ることが大事」と参加者たちに呼びかけました。
グラウンドでは、3月に尾道市と災害協定を締結した尾道地区生コンクリート協同組合によって、コンクリートミキサー車で生活用水を給水する訓練が行われた他、尾道市消防団による放水訓練などもありました。
一斉避難訓練は、市民に防災への取り組みを習慣づけてもらおうと、毎年行われているもので、今回で7回目の実施となりました。
尾道市は、昨年度から、防災活動に取り組む団体に、訓練の経費を補助する制度を設けています。
瀬戸田町 夏まつり 2019年9月3日放送
瀬戸田町最大の祭「瀬戸田町夏まつり」が8月17日、サンセットビーチでありました。
ステージイベント・屋台・花火が楽しめる夏祭りで、41回の今回も瀬戸田町内だけでなく、市外からも多くの人が訪れ、賑わいました。
ステージでは、町内の認定こども園・保育園・小学校・中学校の発表があり、瀬戸田高校音楽部も、迫力ある演奏で祭りを盛り上げました。
尾道しまなみ商工会 青年部の浴衣イベント「浴衣でnight」では、浴衣を着てきた人に抽選番号の書かれた団扇を配り、豪華景品が当たるもので、番号が発表されるたびに、大きな歓声が上がっていました。
屋台は、焼きソバやイカ焼きなど、お馴染みの食べ物や、瀬戸田の柑橘を使ったものなど多数並び、訪れた人が味わっていました。
最後は花火の打上げがあり、サンセットビーチの砂浜で多くの観客が夜空を見上げました。
15号玉と呼ばれる大きな花火の打上げや、長さ300mの仕掛け花火「ナイアガラの滝」もあり、会場からは大きな拍手があがっていました。
「瀬戸田町夏まつり」には、主催者発表でおよそ3万人が訪れました。
リンダ・オオハマ監督 祖父の劇を上演 2019年9月3日放送
尾道ゆかりの日系カナダ人映画監督、リンダ・オオハマさんが、因島からカナダに渡った祖父の軌跡を辿る劇を製作し、8月17日・18日に、カナダのバンクーバーで上演しました。
演劇は「内海から」というタイトルで、上演会には、日系人を中心に、およそ200人の観客が訪れました。
オオハマ監督の祖父、村上オトキチさんは、1886年広島県で生まれ、7歳から因島の船大工の見習いとして船作りを学び、17歳でカナダに渡りました。
小さな造船所を建て、カナダで船作りのビジネスが軌道に乗ったさなか、太平洋戦争が勃発。日系人は、政府から資産没収・強制収用を受け、オトキチさんも資産を没収され、遠隔地で抑留生活を送りました。
戦後、オトキチさんは、カナダ政府への資産返還請求で、車や宝石などの高価なものではなく、造船に使用する建材や工具の返還のみを要求。日本人として、そして船大工としての誇りを忘れず、異国の地で生きました。
演劇は、尾道から大きな夢を抱いてカナダへ渡った少年が、戦争という不条理に翻弄されながらも夢を諦めることなく生きた歴史を描いています。
上演は、オトキチさんが立てた小さな造船所で行なわれ、劇中に登場する尾道や因島の映像は、オオハマ監督の活動をサポートしている、長江二丁目の映像制作会社「イービジョン」が提供。衣装は、NPO法人尾道てごう座が協力しました。
オオハマ監督は「祖父のスピリットが蘇り、観客と一つになる事が出来た」と語り、劇を見終えた観客は「ストーリーもさることながらお芝居と映像の融合で、感動的でした」と話していました。
オオハマ監督は、祖母も尾道市出身で、今までに祖母を題材にしたドキュメンタリー映画や、東日本大震災を題材にした作品を制作するなど注目を集めています。
尾道市議会9月定例会 開会 2019年9月2日放送
尾道市議会は9月2日、定例会を開会し、報告9件と、およそ8億4,600万円を増額する2019年度一般会計補正予算案など26議案ほかを上程しました。
補正予算案の主なものは、新しい本庁舎の建設工事に係るものや、災害復旧費などです。
本庁舎の建設工事は、物価の上昇に伴い、スライド条項を適用し、材料費や人件費等を増額。設備に関しても、制御システムの見直しや、防犯カメラの台数を増やすため、合計8,400万円余りを計上しています。
昨年の豪雨災害からの復旧費は、農林水産施設や、公共土木施設だけでなく、教育施設の復旧費も計上しており、山波小・長江小・吉和中学校の、がけ崩れなど復旧工事に1億700万円としています。
その他、高齢者の肺炎球菌の予防接種などに1,000万円、「石見銀山街道」の日本遺産認定を目指して、協議会への負担金50万円などとなっています。
補正予算以外の議案の主なものとして、尾道市市民会館を廃止する条例案が上げられています。耐震診断の結果、強度不足が指摘され、会館の4階会議室など、フリースペースとしての利用が2020年度から出来なくなります。
市立の夜間定時制高校「尾道南高校」を、来年度から単位制に移行し、授業料などの費用に関する条例改正案も上がっています。現在南校は、1年ごとに必要な単位を定める「学年制」ですが、必要単位数を満たせば卒業できる「単位制」に移行することで、退学者などを減らす試みです。
尾道市消防団の入団資格を18歳以上の学生へも広げる条例改正案などもあります。
定例会の会期は9月18日までの17日間で、9月4日から6日にかけては、議員の一般質問が行われます。「ちゅピCOMおのみち」では3日間とも生放送・再放送を予定しています。
本日の議会の模様は21:00から再放送します。
月間アーカイブ
最近の投稿
サイト内検索